今日は、少しだけスローコーヒーの創業当時の話をしたいと思います。

お店に立っていると、
「やさしそうですね」と声をかけていただくことがよくあります。
実は、今の雰囲気からはちょっと想像しにくいかもしれませんが、
創業当時は、かなり尖ったプロモーションをしていました。

でもそれには、ちゃんと理由があったのです。

創業当時のスローコーヒーと、ちょっと攻めたプロモーション

これは、代々木公園で開催されていた「アースデイ」というイベントに出店していた頃の話です。

千葉県出身の2人と、岐阜県出身の1人。
その3人でスローコーヒーは始まりました。

「どうせやるなら、インパクトを出したいよね」
「でも、ふざけたいわけじゃない」

そんな思いから、
つなぎを特攻服っぽくアレンジして、背中には**「有機コーヒー」**の文字を入れました。

もちろん、暴走族でもヤンキーでもありません(笑)
あくまで演出です。

でもその奥には、
「オーガニックの大切さを、ちゃんと伝えたい」
という真面目な想いがありました。


「有機コーヒー」って、実は分かりにくかった言葉

ここで少し、「有機」という言葉についての話をします。

今でこそ「オーガニック」という言葉は、
多くの方が知っていると思います。

でも、私たちがコーヒーを始めた頃は違いました。
当時は「オーガニック」という言葉はほとんど使われておらず、
代わりに使われていたのが**「有機」**という言葉でした。

実はこれ、
オーガニック(organic)を日本語に訳したときに
「有機」と訳してしまったことが始まりだと言われています。

その結果、
「有機コーヒー=勇気がいるコーヒー?」
「なんだかよく分からないね」
という印象になってしまい、なかなか広がらなかったのです。



オーガニックの語源は「本来の」「本質的な」

本来、**オーガニックの語源は「オリジン(origin)」**です。

意味は、

  • 本来の

  • もともとの

  • そもそもの

  • 本質的な

というもの。

そう考えると、
「オーガニックコーヒー」とは
コーヒーの本来の姿を大切にしたもの
という意味になります。

この方が、ずっと分かりやすいですよね。

コーヒーは、もともと
農薬を大量に使わなくても育つ作物です。
その「本質」をきちんと伝えていれば、
オーガニックはもっと自然に広がっていたかもしれません。

日本は少し遠回りをしながら、
ようやくこの10年ほどで
「オーガニック」という言葉が当たり前になってきた。
私たちは、そんなふうに感じています。

スローコーヒーが伝え続けたいこと

スローコーヒーは、創業当時から今まで、
ずっと変わらずに**「本質的な部分」**を大切にしてきました。

派手な見せ方をした時期もありましたが、
根っこにあるのは、

  • コーヒーの本来のおいしさ

  • 作り手や自然とのつながり

  • 暮らしに寄り添う一杯

そういった想いです。

これからも、
コーヒーを通して「本質的な価値」を
丁寧に、分かりやすくお伝えしていきたいと思っています。

今後とも、スローコーヒーをどうぞよろしくお願いいたします。