岡本よりたかブレンドドリップバック７種セット

よりたかさんの名前を初めて聞いたのは辻信一さんから。
「代官山にすごいパン屋さんがあるんだよ！」とうれしそうに話していたのを覚えています。

初めてお会いしたのは、よりたかさんが山梨から郡上八幡に移住されて糸カフェでお茶をしていたとき。その頃にはすでに「無肥料栽培農家のカリスマ」になられていました。

その日から今日まで、その柔らかな物腰は変わらず、しかしSNSなどの発信では、無肥料栽培や農薬、さらにそこから生きる上で大事なことを読みやすくわかりやすい表現で書いてくれる、そして長文であることを感じさせないマジックのような文章。

言葉あそびが好きで、言葉を大事に考えている私にとって、いつもうらやましくお手本のような文章だなと思い拝読していました（同じような文章は私には決して書けないですがw）。

その後、東京からのゲストを糸カフェに招いたイベントに参加してくれたり、SlowCoffeeが郡上で展開してきた【水出しコーヒープロジェクト】に応援メッセージを寄せてくれたり、若い世代への応援を感じてきました。

そんなよりたかさんが「象牙の塔を越えて」という本を出されました。その本の帯には「今、生きづらいと思っている貴方の心を温める37の短文集」と書いてあり「自然あふれる畑に向き合うことで知った“人間らしい生き方のための本” 」とも書いてありました。

出版されたのは2021年、コロナ禍まっただ中。
私も岐阜と千葉の行き来がしづらくて、私としては「新しい風邪の一種」と感じていても岐阜郡上では「未知の恐ろしい感染症」という認識のずれで家族とも折り合いがつかず着地点に苦しんでいました。２拠点生活をする中でどちらの立ち位置も理解できるがゆえに生きづらさを感じ苦しんでいました。
私もよりたかさんの言葉に救われたひとりです。

実はこの体験から生まれたのが「岡本よりたかブレンド」のアイデアなのです。
何かと言うと、“よりたかさんの言葉と過ごす1週間”というコンセプトでドリップコーヒーを作ったらいいんじゃないか？と思ったのです。
よりたかさんに選んでもらった7つの言葉。
例えば「未来は新しい自分を取り戻すためにある」や「大丈夫。今はつらくてもヒーローは必ずやってくる」。

その日の朝の気分で選んでコーヒーを淹れる。
そのコーヒーを飲みながら、「今日はこんな日にしよう」とか「こんなことにチャレンジしてみよう」などとプランニングして一日を過ごす。
また次の日には違う言葉を選んでリフレッシュにそのコーヒーを淹れてホッと一息。

そんな1週間を過ごしてみたらしあわせかも♪という発想から生まれたよりたかブレンド。