ソーラー焙煎システム再設置断念のお知らせ
  • 2018/10/09

●経緯

スローコーヒーは昔ながらの問屋長屋の一角にオフィスと焙煎所を構えており、その長屋全体の屋上防水工事が行われました。
その際、屋上に設置してあったソーラーパネルシステムを一時的に撤去しました。その他入居者の屋上にあった物品もすべて撤去されました。

その後、防水工事が完了した際に、長屋の管理組合から「防水処置を長持ちさせるため、屋上部分への今後の物品の設置はできない」との通達がありました。

それを受け、管理組合と協議をしましたが「物品再設置の事例を作りたくない」「物品設置は認められない」とのことでした。

そこで社内で協議した結果、「管理組合管轄外の、隣の建物の屋上にソーラーパネルを設置し、そこから電線を引っ張ってくる」という代替案を考えました。

まず、隣の建物のオーナーさんに直談判をして、なんとか理解と了承を得ることができました。

それから、弊社のソーラーパネルシステムを設置・構築して頂いた、藤野電力の鈴木俊太郎さんに現地をみてもらい、再設置工事の段取りを検討してもらいましたが、

・作業にあたり電柱に登ることも東京電力の許可がいる

・電線と電話線の間を通す場合、電線間(空間)の管理がはっきりせず許可が取りにくい

・電線からの放電などの安全性で離隔距離というルールがあり、2m以内に近づく時は防護処理が必要

・こっそりやるにしても高所作業車なしで電線に触らずワイヤーを張るのは相当難しい

・定期的な東京電力の見回りで、登録されていないケーブルがまたいでいることがわかると撤去や賠償などの問題が出てくる

・正式にやるとしたら東京電力に来てもらって、できるかどうかを相談する必要があり、作業日には立ち合いがある。電柱工事は専門の電気屋さんが行うので電気の資格があっても無理

と現実的にはかなり難しい、という見解でした。

その後、スロー社が現在契約している「みんな電力」さんの工事を請け負っている電気工事会社さんにも相談に乗ってもらいましたが、

・道路の封鎖にも国土交通省の許可が必要。その許可がおりるのか?

・工事費用も300万円ぐらいかかる

ということで、現実的にはやはり困難な工事であることがわかりました。

クラウドファンディングにより、たくさんの方から支援応援を頂き、実現したオフグリッド焙煎システムですので、なんとか再設置したいという気持ちは変わりませんが、長屋の屋上という共用部分利用の問題、再設置代替案の実現不可能なむずかしさに頭を悩ましていました。

そんな時にカフェスローのオフグリッド化プロジェクトの話を聞きました。

カフェスローとスローコーヒーは、事業内容は異なりますが、持続可能な社会の実現や循環型社会をめざす志は同じ仲間であり、同志です。

弊社ではどうしても再設置がむずかしくなってしまったオフグリッドソーラー発電システムを、同じNGOナマケモノ倶楽部から生まれたグループ会社のカフェスローに有効に活用してもらえるなら、その方がよいのではないか?と考え今日に至ります。

どうか、ここまでの経緯をご理解いただき、カフェスローのオフグリッド化プロジェクトにお力を貸して頂けたらさいわいです。

スローコーヒー代表 小澤陽祐

*文中にもありますように、スロー社の電力は、2016年2月から東京電力→「みんな電力」さんの電気に切替えましたので、自然エネルギー推進への思いにはまったく変わりはありませんし、オフグリッド・ソーラー焙煎ではなくなってしまいましたが、変わらず“グッドヴァイブレーション”なコーヒーをお届けしています。

 
 
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